乾燥小じわの原因とは?
乾燥小じわの主な原因は乾燥。じつは乾燥のほかにも、さまざまな要因が重なって発生することをご存知でしょうか。乾燥小じわを引き起こす原因の代表例を見ていきましょう。
乾燥と小じわの関連性
慢性的に肌の乾燥が続くと、角層細胞が収縮して肌のキメが粗くなります。キメが乱れると肌のハリが失われ、浅くて細かいちりめん状の小じわに。また、乾燥で角質層の水分量が低下すると肌の柔軟性も失われ、皮膚の動きが一時的に定着しやすくなります。まさにしわの生まれやすい環境ですね。
紫外線の影響
肌の弾力を司るのは、真皮層にあるコラーゲンやエラスチン。紫外線のなかでも波長の長いUV-Aは真皮層まで届くので、コラーゲンやエラスチンに直接ダメージを与えます。さらに、紫外線は活性酸素も発生させます。通常は細菌やウイルスを撃退する活性酸素も、増えすぎるとコラーゲンの質や量を低下させるので要注意。
肌のハリ不足
加齢などによる肌のハリ不足も、しわの大きな原因。ハリをつくるコラーゲンやエラスチンは加齢によって衰えていきます。真皮の構造が変化することで肌のハリや弾力は失われ、しわになりやすい状態に。しわは、できる前に予防することが大切。早めのエイジングケア(*1)が肝心ですね。 *1 年齢に応じたお手入れ
原因となる生活習慣
酸化ストレスもコラーゲンにダメージを与えます。酸化ストレスとは、タバコや睡眠不足、ストレスなどによって生まれるものです。タバコに含まれるニコチンは、血管を収縮させて血流を悪くする原因にも。血流が悪くなれば、肌の乾燥も進みます。タバコは、活性酸素を発生させるものとしても有名。紫外線と同様に、コラーゲンの質や量を低下させます。
小じわのできやすい場所
乾燥小じわが発生しやすい場所は目元や口元など。それぞれの場所にできる小じわの特徴を紹介します。
目元の小じわ
目元はもともと皮脂が少なく、乾燥しやすい場所。肌のうるおいを保ちにくいので、乾燥小じわが生まれやすい環境です。そこへ加齢や紫外線の影響が加わると、目元はよりいっそう乾燥状態に。目尻を中心に、浅く細かいしわが生まれるでしょう。また、笑顔や表情の癖によって同じ動きが繰り返される場所でもあります。乾燥小じわにとどまらず、表情じわとしても定着しやすいので注意が必要です。眼精疲労による目元の血流悪化もしわの原因となります。
▼目元のシワについて詳しくはこちらをチェック
目元のシワは改善できる?原因とおすすめのケア方法を紹介を読む
口元の小じわ
口元は皮膚が薄く、乾燥しやすい場所です。目元と同様に皮脂腺や汗腺も少ないため、バリア機能は低め。構造上うるおいを保ちにくい場所といえます。もちろん、食事や会話でよく動く場所でもあるので、表情じわに進行するリスクも。乾燥小じわからスタートし、口輪筋の衰えやフェイスラインのたるみと組み合わさることで、深いしわにも発展しやすいでしょう。
▼口元のシワについて詳しくはこちらをチェック
口元にシワができる原因とは?対策方法を解説!を読む
おでこの小じわ
頭皮のたるみやまぶたの筋肉の衰えなどを原因とする見方もありますが、乾燥も大きな原因のひとつです。下半顔に比べるとスキンケアがおろそかになりやすく、保湿が不十分になりがち。ローションなどでしっかり保湿することが大切です。深いしわに進行すると、セルフケアでの改善は難しくなります。浅い小じわに気付いたタイミングで、早めに手を打ちましょう。
乾燥小じわの対策方法
乾燥小じわを防ぐためには、日々のスキンケアや生活習慣の見直しがおすすめ。習慣の積み重ねが、肌をすこやかな状態に導きます。具体的なケア方法や取り入れたい栄養素などを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
スキンケアによる予防
乾燥小じわ対策には、保湿ケアが重要。肌のうるおいを保つためには、ただ化粧水や美容液をたっぷり塗布するだけでは不十分です。せっかく保湿するなら、より魅力的な美容成分を取り入れ、効果的な使い方をしたいですよね。保湿ケアを頑張りたいときにおすすめのスキンケアアイテムはもちろん、化粧水を使った後のケアについても紹介します。
保湿による予防
化粧水で肌にうるおいを与え、肌の柔軟性を高めることが大切です。乾燥対策におすすめの成分は、ヒアルロン酸やセラミドなど。シワ改善有効成分を配合した医薬部外品もいいですね。化粧水は、主に水分を肌に届けるアイテム。水分だけでは蒸発するので、乳液やクリームの油分でフタをすることも大切です。乾燥肌向けのアイテムや乾燥小じわ用のアイクリームなどもおすすめ。
マッサージによる予防
血行を促進したり、身体のめぐりを良くしたりする意味ではマッサージも有効です。ただし、顔そのものの肌を動かすマッサージは皮膚を引き伸ばすリスクもあります。やり方によっては摩擦を起こすこともあるので、行う場合は顔以外がおすすめです。肌の調子を整えるためには、なによりも健康が第一。良質な睡眠や適度な運動を取り入れる一環として、身体のマッサージを行うといいでしょう。
生活習慣による予防
健康な身体がなければ、美しい肌は保てません。バランスの良い食事や適度な運動、良質で十分な睡眠を心がけましょう。新しいスキンケアアイテムを購入することだけが美容ではありません。ここでは、乾燥小じわ対策に取り入れたい栄養素を紹介します。あくまでもバランスの良い食事が前提なので、特定の食べ物ばかりに偏らないようにしましょう。良質な睡眠についても紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
美容に良い食べ物
細胞間脂質の主成分であるセラミドは、こんにゃくやもも、パイナップルなどに含まれています。細胞間脂質は角質層でうるおいを保持する役割を果たすので、乾燥対策としてぜひ取り入れたいですね。もちろん敏感肌の方にもおすすめです。また、目元のしわを対策したい方にはD-アミノ酸がぴったり。えびやアボカドのほかに、ヨーグルトや納豆などの発酵食品に含まれています。
美容に良い飲み物
しわ予防には、酸化を防ぐことも大切です。フィトケミカルは強い抗酸化力を持つ成分として注目されており、豆乳に含まれるイソフラボンや緑茶に含まれるカテキンはその一種。肌のターンオーバーにかかわるビタミンAが豊富な牛乳もおすすめです。表皮の生まれ変わりがスムーズであれば角層の状態も整うので、表皮性のしわ対策にはぴったりですね。煎茶も、血行促進にかかわるビタミンEが豊富です。
睡眠の取り方とその重要性
肌づくりに欠かせない成長ホルモンのほとんどは、睡眠中に分泌されます。睡眠の質を上げるためには、眠る前の過ごし方がポイント。できるだけリラックスした時間を過ごしましょう。睡眠直前の入浴やブルーライトは、身体を興奮させてしまうので避けたいですね。起きる時間を一定にしたり、日中は太陽の光を浴びたりすることも睡眠の質向上に有効です。
乾燥小じわの原因とは?
乾燥小じわの主な原因は乾燥。じつは乾燥のほかにも、さまざまな要因が重なって発生することをご存知でしょうか。乾燥小じわを引き起こす原因の代表例を見ていきましょう。
乾燥と小じわの関連性
慢性的に肌の乾燥が続くと、角層細胞が収縮して肌のキメが粗くなります。キメが乱れると肌のハリが失われ、浅くて細かいちりめん状の小じわに。また、乾燥で角質層の水分量が低下すると肌の柔軟性も失われ、皮膚の動きが一時的に定着しやすくなります。まさにしわの生まれやすい環境ですね。
紫外線の影響
肌の弾力を司るのは、真皮層にあるコラーゲンやエラスチン。紫外線のなかでも波長の長いUV-Aは真皮層まで届くので、コラーゲンやエラスチンに直接ダメージを与えます。さらに、紫外線は活性酸素も発生させます。通常は細菌やウイルスを撃退する活性酸素も、増えすぎるとコラーゲンの質や量を低下させるので要注意。
肌のハリ不足
加齢などによる肌のハリ不足も、しわの大きな原因。ハリをつくるコラーゲンやエラスチンは加齢によって衰えていきます。真皮の構造が変化することで肌のハリや弾力は失われ、しわになりやすい状態に。しわは、できる前に予防することが大切。早めのエイジングケア(*1)が肝心ですね。 *1 年齢に応じたお手入れ
原因となる生活習慣
酸化ストレスもコラーゲンにダメージを与えます。酸化ストレスとは、タバコや睡眠不足、ストレスなどによって生まれるものです。タバコに含まれるニコチンは、血管を収縮させて血流を悪くする原因にも。血流が悪くなれば、肌の乾燥も進みます。タバコは、活性酸素を発生させるものとしても有名。紫外線と同様に、コラーゲンの質や量を低下させます。
小じわのできやすい場所
乾燥小じわが発生しやすい場所は目元や口元など。それぞれの場所にできる小じわの特徴を紹介します。
目元の小じわ
目元はもともと皮脂が少なく、乾燥しやすい場所。肌のうるおいを保ちにくいので、乾燥小じわが生まれやすい環境です。そこへ加齢や紫外線の影響が加わると、目元はよりいっそう乾燥状態に。目尻を中心に、浅く細かいしわが生まれるでしょう。また、笑顔や表情の癖によって同じ動きが繰り返される場所でもあります。乾燥小じわにとどまらず、表情じわとしても定着しやすいので注意が必要です。眼精疲労による目元の血流悪化もしわの原因となります。
▼目元のシワについて詳しくはこちらをチェック
目元のシワは改善できる?原因とおすすめのケア方法を紹介を読む
口元の小じわ
口元は皮膚が薄く、乾燥しやすい場所です。目元と同様に皮脂腺や汗腺も少ないため、バリア機能は低め。構造上うるおいを保ちにくい場所といえます。もちろん、食事や会話でよく動く場所でもあるので、表情じわに進行するリスクも。乾燥小じわからスタートし、口輪筋の衰えやフェイスラインのたるみと組み合わさることで、深いしわにも発展しやすいでしょう。
▼口元のシワについて詳しくはこちらをチェック
口元にシワができる原因とは?対策方法を解説!を読む
おでこの小じわ
頭皮のたるみやまぶたの筋肉の衰えなどを原因とする見方もありますが、乾燥も大きな原因のひとつです。下半顔に比べるとスキンケアがおろそかになりやすく、保湿が不十分になりがち。ローションなどでしっかり保湿することが大切です。深いしわに進行すると、セルフケアでの改善は難しくなります。浅い小じわに気付いたタイミングで、早めに手を打ちましょう。
乾燥小じわの対策方法
乾燥小じわを防ぐためには、日々のスキンケアや生活習慣の見直しがおすすめ。習慣の積み重ねが、肌をすこやかな状態に導きます。具体的なケア方法や取り入れたい栄養素などを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
スキンケアによる予防
乾燥小じわ対策には、保湿ケアが重要。肌のうるおいを保つためには、ただ化粧水や美容液をたっぷり塗布するだけでは不十分です。せっかく保湿するなら、より魅力的な美容成分を取り入れ、効果的な使い方をしたいですよね。保湿ケアを頑張りたいときにおすすめのスキンケアアイテムはもちろん、化粧水を使った後のケアについても紹介します。
保湿による予防
化粧水で肌にうるおいを与え、肌の柔軟性を高めることが大切です。乾燥対策におすすめの成分は、ヒアルロン酸やセラミドなど。シワ改善有効成分を配合した医薬部外品もいいですね。化粧水は、主に水分を肌に届けるアイテム。水分だけでは蒸発するので、乳液やクリームの油分でフタをすることも大切です。乾燥肌向けのアイテムや乾燥小じわ用のアイクリームなどもおすすめ。
マッサージによる予防
血行を促進したり、身体のめぐりを良くしたりする意味ではマッサージも有効です。ただし、顔そのものの肌を動かすマッサージは皮膚を引き伸ばすリスクもあります。やり方によっては摩擦を起こすこともあるので、行う場合は顔以外がおすすめです。肌の調子を整えるためには、なによりも健康が第一。良質な睡眠や適度な運動を取り入れる一環として、身体のマッサージを行うといいでしょう。
生活習慣による予防
健康な身体がなければ、美しい肌は保てません。バランスの良い食事や適度な運動、良質で十分な睡眠を心がけましょう。新しいスキンケアアイテムを購入することだけが美容ではありません。ここでは、乾燥小じわ対策に取り入れたい栄養素を紹介します。あくまでもバランスの良い食事が前提なので、特定の食べ物ばかりに偏らないようにしましょう。良質な睡眠についても紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
美容に良い食べ物
細胞間脂質の主成分であるセラミドは、こんにゃくやもも、パイナップルなどに含まれています。細胞間脂質は角質層でうるおいを保持する役割を果たすので、乾燥対策としてぜひ取り入れたいですね。もちろん敏感肌の方にもおすすめです。また、目元のしわを対策したい方にはD-アミノ酸がぴったり。えびやアボカドのほかに、ヨーグルトや納豆などの発酵食品に含まれています。
美容に良い飲み物
しわ予防には、酸化を防ぐことも大切です。フィトケミカルは強い抗酸化力を持つ成分として注目されており、豆乳に含まれるイソフラボンや緑茶に含まれるカテキンはその一種。肌のターンオーバーにかかわるビタミンAが豊富な牛乳もおすすめです。表皮の生まれ変わりがスムーズであれば角層の状態も整うので、表皮性のしわ対策にはぴったりですね。煎茶も、血行促進にかかわるビタミンEが豊富です。
睡眠の取り方とその重要性
肌づくりに欠かせない成長ホルモンのほとんどは、睡眠中に分泌されます。睡眠の質を上げるためには、眠る前の過ごし方がポイント。できるだけリラックスした時間を過ごしましょう。睡眠直前の入浴やブルーライトは、身体を興奮させてしまうので避けたいですね。起きる時間を一定にしたり、日中は太陽の光を浴びたりすることも睡眠の質向上に有効です。
アイクリームの基本を確認!
目元の悩みにアプローチするアイクリームですが、正しい使い方がわからず、疑問を持っていないでしょうか? 基本を理解していないと、アイクリームの効果を発揮できません。まずは、基本的な使用方法を解説していきますね。
目元を保湿する役割
顔の中でも皮膚が薄く、皮脂線が少ない目元は常に乾燥しがち。そして乾燥によるシワ、クマ、たるみなどの肌トラブルが引き起こされてしまう可能性があります。乾燥しがちな目元を保湿することで、うるおってハリのある目元に導いてくれ、見た目の若々しさをもたらします。
塗る場所・範囲
アイクリームを下まぶたにだけ塗ってはいないでしょうか? アイクリームを塗る範囲は、下まぶたから目頭、上まぶたからこめかみを通って頬骨上あたりまでの目元全体に塗るのが効果的です。ゴーグルを付けた時に隠れる、「ゴーグルゾーン」と言われる場所に、しっかりと塗りましょう。
塗る量は適量で
メーカーの推奨量を使用しますが、一般的にはパール粒大ほどが適量とされています。量が少なすぎると、塗った時に摩擦が起こり、肌にダメージを与えてしまいます。効果を十分に発揮するためには、適量を守って使用することがポイントです。
アイクリームの効果的な塗り方
アイクリームの効果を引き出すには、塗り方のポイントを押さえておくのが重要。ここからは、アイクリームの効果的な塗り方を解説します。ハリに満ちた目元を手に入れるために効果的な塗り方を覚えてくださいね。
STEP 1:クリームを温める
アイクリームは、出してからすぐ塗るのではなく、手で温めてから使いましょう。体温で温める事で、クリームは柔らかくなります。柔らかくなったクリームは、まぶたになじませやすく、肌への浸透*が良くなります。また、伸ばしやすくなるので、塗る時の摩擦も軽減します。
*角層まで
STEP 2:目元に点置きする
原因は、乾燥、摩擦などの刺激、紫外線など様々あり、複数の原因がかさなる事も。それらによって、肌本来の明るさよりも顔全体が暗く見えてしまいます。艶がなくお疲れ顔に見えてしまうくすみ肌。毎日の丁寧なスキンケアで、潤いを保ち乾燥から肌を守ることが大切です。
STEP 3:クリームを馴染ませる
目元の気になる部分はもちろん、もっと広範囲のゴーグルゾーンまで塗るようにしましょう。まず、下まぶたから頬骨あたりまで塗り広げます。その後、薬指を使って目尻~下まぶた~目頭~上まぶた~目尻を通ってなじませます。決して力を入れず、皮膚を引っ張らないようにやさしくクリームをなじませます。最後に指の腹でトントンとタッピングして角質層まで浸透させます。
STEP 4:薬指でやさしく塗る
アイクリームを塗る時は薬指を使ってやさしくなでるようになじませましょう。人差し指や中指は、力が入りやすく加減が難しいためです。その点薬指は、力が入りにくいため、皮膚の薄い目元にやさしく塗ることができます。
アイクリームを塗る時のポイント
アイクリームは他のスキンケアと同様に、毎日欠かさずケアをしていくことで効果がでてくるものです。効果が現れないからと諦めずに根気よく続けましょう。
強くこすって塗らない
アイクリームを塗る時は、強い力でこすったり、押したりするとシワやたるみの原因になることもあるので注意が必要です。指の腹を使って丁寧に塗り広げ、仕上げにトントンと優しくタップして肌になじませましょう。
使う量は適量にする
適量とはパール粒大ほど。使う量が少ないと、指と肌が触れるため摩擦の原因になります。特に乾燥が気になる場所にはアイクリームを重ね付けして、うるおいを補給しましょう。
継続して使用する
たまに使うのではなく、毎日のスキンケアに取り入れましょう。またアイクリームは一度や数回塗った程度では、目に見える効果は得られません。最低でも数か月は継続して使用しましょう。「継続は力なり」です。
化粧水・乳液のそれぞれの役割はどう違う?
スキンケアの基本である化粧水と乳液。それぞれの役割を知るだけで、使い方もぐっと効果的になります。化粧水や美容液、その他のアイテムの違いについて解説します。
化粧水の役割
化粧水は、肌に水分を与えるアイテム。配合されている成分にも種類があり、「さっぱり」や「しっとり」などのさまざまな使用感のものがあります。化粧水とセットで考えられることが多い乳液とは、どちらかを選ぶのではなく、両者からそれぞれの働きを得られるようにすることが重要。併せて使うことで、効果的なスキンケアが期待できます。
乳液の役割
乳液とは、肌をやわらげながら化粧水で与えたうるおいをつなぎとめるアイテム。乾燥などで硬くなった角層を柔らかくほぐし、水分の蒸発を防ぎます。油分が配合されているので、クリームを使う最後のステップまでうるおいを守る心強いアイテムです。乳液を塗らないと十分に与えた水分も時間とともに蒸発してしまい、過乾燥状態に陥るリスクも。
美容液・クリームの役割
美容液やクリームは、肌悩みや求める肌の質感に合わせて使うアイテム。乾燥が気になるときにはヒアルロン酸やセラミド、肌の透明感を求めるならプラセンタやトラネキサム酸など、配合成分にも注目してアイテムを選ぶことが大切です。また、洗顔後のまっさらな肌に塗布する導入美容液というアイテムも。スキンケアアイテムは、メイクアイテムと違ってすぐに変化が表れるものではありません。使い続けるためにも、好みや季節に合わせたテクスチャー選びがおすすめです。
化粧水・乳液の効果的な順番は?
肌に水分を与える化粧水。与えた水分の蒸発を防ぐ乳液。それぞれの役割を踏まえて、スキンケアアイテムの効果的な使用順について解説します。
化粧水 STEP 1
手のひらに取り、少量ずつ肌に乗せます。手のひらの大きさも、肌が一度に受け入れられる量にも限りがあるので、数回に分けることがポイント。肌に乗せる前に手の温度で温めたり、最後にハンドプレスすることで肌なじみが良くなります。
美容液 STEP 2
配合成分もテクスチャーもさまざまな美容液は、軽い質感のものから重い質感のものへ順番に塗布します。化粧水同様、一度温めてから塗布し、ハンドプレスするとより効果的。気になる部分には重ねづけもおすすめです。
乳液 STEP 3
保湿成分や美容成分の蒸発を防ぐために、化粧水・美容液の使用直後に使いましょう。角層をほぐして肌のやわらかさやなめらかさを得られるようにすることも乳液の役割なので、化粧水前の使用を推奨する製品も。事前に確認して使用しましょう。
クリーム STEP 4
油分でしっかりと肌を覆うクリームは、スキンケアの仕上げに。その後の肌のうるおいを守る大切なステップです。Tゾーンは皮脂が分泌されやすく、目元や頬は乾燥しやすいなど、部位ごとの肌特徴に合わせて使用量を調節しましょう。
化粧水・乳液 使うときに気になるQ&A
基本的なステップだからこそ、いまさら聞けない疑問も多い化粧水や乳液。使用にあたって気になる質問にお答えします。
化粧水の何分後に乳液塗ればいい?
化粧水の存在を肌表面に感じる状態では、せっかくの乳液も肌にアプローチできません。反対に時間を置きすぎても、水分が蒸発してしまっては本末転倒。ほどよいしっとり感が残るくらいがベスト。何分という数字にこだわらず、肌を実際に触って感じることが大切です。
たくさん塗るのは効果的?何度塗りがベスト?
角質層に浸透できる量には限度があり、多すぎるとメイクの邪魔になることも。反対に量が少なすぎても効果が期待できません。化粧水や乳液が肌表面を泳がず、もちっと吸い付くような肌になるまでが理想。様子を見ながら少量ずつ追加し、今の肌にとっての適量を見つけましょう。
化粧水と乳液は混ぜて使っても問題ない?
効果的な使用順があるということは、それぞれのステップを踏む理由があるということ。効果を求めるためには、分けて使うことが大切です。時短も求めたい場合は、製品としてオールインワンを謳っているアイテムを使うという選択肢もあります。
▼コットンを使った方法についてはこちらをチェック
化粧水はコットンと素手どちらがいい?
効果的な使い方を解説を読む
肌荒れの原因は様々ですが、もし定期的に同じような肌荒れが起こるのであれば、「季節性敏感肌」かもしれません。
季節ごとに発生するアレルゲンによって、肌がアレルギー反応を起こして肌荒れが起きている可能性があります。
今回、この季節ごとに発生する主な原因について解説し、季節特有の肌トラブル対策について紹介します。
いつものスキンケアが合わなくて悩んでいる方、毎年肌荒れを繰り返している方はぜひ参考にしてください。
毎年起こる肌荒れ…季節性敏感肌かもしれません
いつもと同じようにきちんと保湿し、スキンケアをしているのに肌トラブルが発生した経験はありませんか?
特定の季節に肌荒れを繰り返す場合、季節性敏感肌である可能性があります。
肌が敏感になって、化粧水がヒリヒリしたり、乾燥で赤みが出たり、何かが原因となって肌トラブルが発生している状態です。
下記のようなケースに当てはまる場合、季節性敏感肌である可能性が高いでしょう。
・花粉症もちである
・特定の時期になると肌に赤みが出る
・紫外線、日光に弱い
・頬や目の周りがかさつきやすい
・ストレスをためやすい
・睡眠が十分に取れていない
・外出が多い
当てはまるケースが多いほど、季節性敏感肌である可能性が高いです。
もともと花粉症などアレルギー体質の方は肌も同じく荒れやすい状態にあります。
また、睡眠不足やストレスによって肌のバリア機能が低くなり、肌荒れを起こしやすくなっている場合もあるでしょう。
季節別の正しいスキンケア方法
季節性敏感肌で、肌荒れを起こしてしまっても、原因がわからなければ対処できません。
まずは、季節ごとに肌荒れの原因とされやすい主なアレルゲンについて確認しておきましょう。
また併せて季節別のおすすめスキンケア方法も紹介します。
【春の肌トラブルとスキンケア方法】
・春の肌トラブルの原因
春の肌荒れの主な症状は、「花粉皮膚炎」です。
これは、花粉が皮膚に付着することによって起こる肌の赤みや乾燥、かゆみを伴う肌荒れです。
また、冬から春にかけては、寒暖差が激しく、季節の変わり目なので、肌への負担の大きくなります。
日差しも強くなってくるので、肌のバリア機能も低下しがちです。
・春のスキンケア方法と対策
花粉皮膚炎への対策として、マスクや眼鏡を着用し、花粉が直接肌に触れないように心がけましょう。
また、帰宅時には花粉を室内に入れないように、頭、服、体の花粉を手で払うことも重要です。
なるべく早く、化粧を落としシャワーを浴びることも有効でしょう。
スキンケアはお肌が敏感になっているので、低刺激の商品を使うと良いでしょう。
【夏の肌トラブルとスキンケア方法】
・夏の肌トラブルの原因
高温多湿の夏には、イネ科の植物やカビといったアレルゲンが発生します。
また、紫外線も強くなり、肌のバリア機能が低下します。
外でも乾燥し、室内でもエアコンによって乾燥が進み、毛穴目立ちやニキビなどの肌トラブルが起こる可能性が高いです。
・夏のスキンケア方法と対策
紫外線対策は必ず行いましょう。
また、肌表面がべたついていても、肌内部は乾燥しています。
心地よいテクスチャーの商品を選び、保湿を十分に行ってください。
【秋の肌トラブルとスキンケア方法】
・秋の肌トラブルの原因
春同様に、秋にも花粉が多く飛散しています。
イネ科のススキ、キク科のブタクサやヨモギ、アサ科のカナムグラなどアレルギーを引き起す可能性があるでしょう。
また、気温の低下に伴い、肌のターンオーバーが乱れて、肌表面にざらつきや乾燥を感じる方も多いです。
花粉や乾燥によって肌のバリア機能が低下し、かゆみが酷くなるケースもあります。
・秋のスキンケア方法と対策
秋の肌は夏の紫外線によるダメージを受けています。
肌の乾燥を防ぐために、保湿をしっかり行うことが重要でしょう。
春同様、花粉対策をし、肌につく花粉を落として、十分な保湿ケアを心がけてください。
【冬の肌トラブルとスキンケア方法】
・冬の肌トラブルの原因
冬は、他の季節と比べて植物によるアレルゲンは少ないです。
気を付けるアレルゲンは年末年始の大掃除によるホコリやハウスダストといったところでしょう。
また、冬は皮脂の分泌量が少なく、気温も低下するため乾燥が進行しやすいです。
肌バリアの低下により、粉をふく、かゆみがでる、肌がごわごわするなどの症状が出やすいので注意しましょう。
・冬のスキンケア方法と対策
乾燥対策が重要になってきます。
乾燥を放置しておくと、さらに敏感肌が悪化してしまうからです。
化粧水だけでなく、水分が逃げないように保湿成分の高い乳液やクリームなどのアイテムを取り入れましょう。
季節性敏感肌には肌の活性力を高め保湿効果の高いがおすすめ!
定期的にさまざまな原因から発生する肌トラブルには、保湿が欠かせません。
しかし、敏感になっているお肌に合う商品がわからず、さらに肌荒れを加速させてしまった経験はないでしょうか。
そんな敏感肌の方には、おすすめします。
Xは、ヒアルロン酸やセラミド、高い保湿成分で知られる3GFを高濃度で配合している乳液です。
角質層まで浸透し、肌の内側から潤いを感じられるでしょう。
敏感な目元や口元もふっくらもっちり潤い、肌本来の力を底上げしてくれます。
安心して使用できるので、お肌の悩みが多い方はぜひXお試しください。
今回、季節ごとに発生する肌トラブルについて、原因や対策方法について紹介しました。
繰り返される季節性敏感肌には、季節に対応したスキンケアや対策が必要です。
共通して言えるのは、肌に合った保湿を心がけることでしょう。
は、バリア機能が低下した肌にも使える保湿力効果の高い乳液です。
敏感肌でお悩みの方は、お助けアイテムの1つとしていつものスキンケアに取り入れてみてはいかがでしょうか。